開運五色胡桃和え

入江亮子氏のおうち酒簡単レシピ
第66
回 「 開運五色胡桃和え」

開運五色胡桃和えと「大七 生もと純米大吟醸 箕輪門」


いよいよ年の瀬。12月の別名師走は「仕果つ(しおえる。やりとげる)」からきたと云われていますが、なんとかやり遂げて新年を迎えたいもの。

せめてお仕事が無事終わった暁には、頑張った自分へのご褒美にちょっとリッチなお酒を頂きたいですよね。「大七 生もと純米大吟醸 箕輪門」はいかがでしょうか。
このお酒は、大吟醸では珍しい生もと造り。独自の超扁平精米により雑味の元になる成分を徹底除去。テクスチャーは柔らかく、香りも穏やか。でも余韻が長く、米のうま味がのど奥でずっと楽しめるんです。大吟醸ですので、冷たくして飲む王道飲みも良いですが、やはり隠れた馥郁とした味わいを楽しみたければ常温からぬる燗がベストかと。

開運五色胡桃和え


合せる料理は、来年も皆様に福が来ますようにとの願いを込めて”ん”の付く野菜の胡桃和えです。新年、割烹などに行くとよく出てくる料理です。個々の野菜の味わいとお酒をぜひ胡桃の香ばしさで包み込んで味わって頂けましたら幸いです。

どうぞ良い年をお迎えください。


<材料>2人分
京人参 30g
インゲン 30g
レンコン 50g
カボチャ 50g
銀杏 各3個

煮汁:出汁1/2カップ、淡口・みりん各小さじ1
衣:胡桃25g、砂糖・醤油各小さじ1
 
<作り方>
1.野菜は銀杏を除いて1.5cm角に切って、蓮根は水に放っておく。
2.銀杏は殻をわり、玉じゃくしで転がしながらゆでて薄皮をとっておく。
3.銀杏以外の野菜を出汁に入れ、柔らかくなるまで煮たら調味して冷ましておく。
4.胡桃はポリエチレンの袋にいれて粒が少し残る程度にすりこぎなどでたたいてから調味し、食べる直前汁けを切った3と銀杏とを加え和える。

<ワンポイントアドバイス>
1.胡桃がなければ、アーモンド25gや、練り胡麻大さじ1で代用できます。
2.ほかに合う野菜は、百合根やごぼうです。
3.酢少々を加えてもまた味が締まって美味しいです。