●龍勢 八反名錦 特別純米酒 テイスティングメモ

常温

淡麗ではなく米の甘味旨みの中に少し辛口が感じられる味わいです。しっかりした酸味があります。

40℃

呑んでスグは甘味が少し増します。後味の辛さが少し強調されます。

50℃

甘味は広がり持続する、苦みと酸味はバランスよく調和され、その一体感が生まれるが、酸味が次第に強くなり長く引っ張っていく。酸味が少し抑えられて、辛さが少しマイルドになります。甘味も程よく抑えられて燗酒の温度としては50度からの高めが旨いと思います。

60℃

50度とあまり味わいは変わりませんが、高い温度でも美味しくいただけます。寒い冬にとびきり燗でも美味しくいただける日本酒です。

燗冷まし

甘みが少し増して、全体的にはまろやかな感じになりました。

●合わせた肴

龍勢は、常温では、すっきりとした酸味があり、チヂミとキムチを肴にいただきました。50℃、60℃の燗酒は、味わいが深い珍味なんかと合わせて美味しくいただけます。カラスミとレッドチェダーチーズを肴にいただいてみましたが、龍勢の酸味が綺麗に洗い流してくれます。全般的に味の濃い料理に負けない食中酒です。

☆他に好きな手作りつまみ
日本酒には、手軽なので、ぬか漬けの漬物(きゅうり、大根、にんじん)にチーズを載せて食べたりします。チーズの種類をチェダー、ゴーダなど色々変えることで味わいがかわって面白いです。


●日本酒への応援メッセージ
・今までお燗酒を呑んでなさそうな人へのお薦め
無色透明の淡麗な日本酒もいいですが、山吹色~黄色、茶色と色が着いた熟成した純米酒を熱めの燗付けて呑むと、日本酒の美味しさ、奥深さが再発見できると思います。家に放置して古くなった純米酒なんかがあれば、どんどん燗付けて試してみてください。


日下 宏(くさか ひろし)
【生年月日】1961年6月23日
【自己紹介】職業:会社員(IT系)
日本酒を呑むことが半分趣味です。日本酒の美味しい酒場(真菜板@高田馬場、坐唯杏@池袋、加賀屋@鳩ヶ谷、地の酒しん@千鳥町)やホシザキ製日本酒冷蔵庫完備の自宅で呑みます。日本酒造り手の情熱と想いが込められた本物の日本酒の造りを知ることや、呑んで味わうことは、日本伝統文化に理解を深めることにつながり、人生を豊かにすると思っています。日本酒に限らず色々日常をブログに書いています。http://ameblo.jp/5stringbanjo/

【好みのタイプの日本酒】米の旨味甘味がある純米無濾過生原酒、仕込み水は軟水が好きです。


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