今日は、日本料理の五味五色五法を研究、日本酒にも詳しい入江先生のサロンで、懐石点心膳の会。大徳寺縁高10品です!冬から春に移りゆく季節の中で、“走り”と“旬”と“名残”の食材にもこだわり、様々な調理法を使った10品もの料理が配色もよく、きれいに盛り付けられています。
 生徒さん自らが作ったできたてのお料理をこれからみんなでいただきます。そこで先生からのご提案!
「みなさん、今日はお休みですから、まったり お燗酒をおともにいただきましょ~。大作を仕上げたあとは、お燗酒で心も体もあったまり 日頃の疲れを癒してくださいね」


大徳寺縁高 10品
・小柱ご飯
・生鮭の幽庵焼き スナップえんどう添え
・雷菜と酒かすのてんぷら
・菜の花の辛子和え
・独活と蓮根の金平
・活け巻き海老の酒炒り
・梅麩の甘煮
・出汁巻き卵
・季節の蒲鉾
・漬物(ちょろぎ梅酢漬、大根と柚子漬)

向付け:細魚とわけぎ、うるいの山吹味噌かけ
汁  :紅白はんぺんの澄まし

懐石点心と三種類のお酒をぬる燗や熱燗にしながら 楽しみました。

3種類のお酒をぬる燗と熱燗で…
お酒は、北雪純米酒、玉乃光山廃純米吟醸、龍勢 八反錦 特別純米酒 の三品です。
まずは、常温で香味を確認。

生徒「比較をすると 色調も違うんですね」
生徒「こちらは、軽快で、こっちは、味わいもある…」

入江先生「皆さん、冷やでのチェックは終わりましたか?では、お燗につけてみましょう。
まずは、ぬる燗でつけてみますね」
湯煎でちろりをつけて、ほんの一息。ちろりですから あっという間に、40度ほどの温度に。

生徒「わ~っ、あまみが出たわ」
入江先生「では、もう少し温度をあげてみましょう」
生徒「ふくらみがでてきました。う~ん温度によって、違うもんですね!家でもたまに燗をつけますが、こうやって、ちゃんと比較しながら飲むと その違いがよく分かります!」

利き猪口であれこれ 繰り返す生徒さんたち。(ここは、試飲会場ではないので、皆さんもちろん吐き出さずに 飲んでます!)ほんのり桜色の頬もちらほら。

春らしい徳利で楽しみます!
入江先生「一通り利き酒が終わったら、うぐいす徳利と笛盃を試してみてください。梅の木にうぐいすがとまっているでしょ~。こんな徳利もあるんですよ。季節の酒器ということで、この徳利をご用意しました」

生徒「わ~っ!ぴゅるぴゅるって かわいい音。うぐいすが鳴いているわ!」
生徒「わたしも注いでみたい。うん、手酌でいっちゃいます。―――あ~、ほんとだ、ホーホケキョではないけど(笑)さえずっています。かわい~」

入江先生「この盃。とがった部分から飲むと“ぴ~”って 盃も鳴るんですよ」
一同「ほんとだー」

梅にうぐいす。この日は、まだ2月末で、小雨の降る寒さの残る昼下がりでしたが、いっきに春がやってきました~。
 あっちでも、ぴこぴこ、こっちでも、ぴゅるぴゅる。。。。や~、おとなの女子会♪ 盛り上がってきました~。
どんどん 盃がすすんでいきますが、あまり酔わないうちに 記念撮影にいっときましょう!


そんな嬉しそうな 生徒たちの姿をみて 思わず 先生もやさしい笑みがこぼれます。みんなのお気に入り温度は?

「わたしは、北雪のぬる燗」「わたしは、熱めのほうがよかったわ!」などと 意見が飛び交います。中には、「龍勢の燗冷ましと 細魚とわけぎの酢味噌和えとが 気に入りました」と、具体的に ピンポイントで、相性に触れていくかたも。
皆さん、決して日本酒マニアというわけではないのですが、食については貪欲です。

入江先生「お燗酒、楽しんでいただけましたか?わたしの印象ですが、北雪は、佐渡の新鮮な魚介類に合わせやすい爽快な味わいで、今日は料理の最初にあわせてみました。玉乃光は、京都のお酒ですが、やさしい味わいで、ぬる燗につけて、今日のお料理に全般的にあわせやすかったと思います。龍勢は、広島のお酒でちょっと色もあり、しっかりした旨みのある味わい。今日は料理の後半に持ってきました。このお酒は、色々な家庭料理、洋食とも合わせてみたいですね。」ほろ酔いも加わり、自分の好みの酒、お料理との相性について おしゃべりがつきません。

飲めばわかる!
入江先生「最後に、料理の後半に。ど~んと 燗上がりする酒を もう一本お出ししちゃいますね。住吉+7。辛口の 山形の酒です」
一同 拍手 「パチ!パチ!パチ!」
生徒「お燗にすると、常温のときよりも やわらかいけど、コクがでてきた」
生徒「なんかだか、懐かしいラベル。久しぶりに飲んだけど、あらためて見直しました」
生徒「あ、わたし これ好きかも!」

ちょっと熱めにつけた住吉のお燗酒も大好評でした。
「燗上がりってこういうことだったんですね!」

ゆるゆると宴席は続き、気がついたら、もう 夕方に、、、、だれからともなく、「次回のお燗酒パーティーは、いつにしましょうか?」という声も。

入江先生の「飲めば分かる!」のお言葉通り、お燗酒ファンは 確実に増えていくのでした。