ラ・カーヴ通信Ｎｏ15

お待ちかねの再入荷！価格を超えた、あのすごいヤツ！！

_{ドメーヌモンディエシャルドネ－ヴィオニエ} Domaine Mondie Chardonnay-Viognier ￥１，１５０フランス　ラングドック産　白　辛口 <葡萄品種>シャルドネ５０％　ヴィオニエ５０％

ジル　モンディエの所有する５０ｈａの畑は、ラングドックのベジエの町から、３０ｋｍの美しい地中海の村(Ａｒｇｅｌｉｅｒｓ)にあり、この村は良いシャルドネの産地として知られています。とても石が多い砂利土壌で暖かく､葡萄が良い成熟に至り、しかも良質な酸を保つことを可能にしています｡早朝に収穫され､果皮から果実味を引き出すため､６時間スキンコンタクトされます。選別された酵母で発酵させた後、瓶詰めまで澱とともに熟成されます。このように手をかけてつくられたワインだからこそ、バランスの良い旨味と透明感のあるきれいな味わいに仕上がっています｡美しい黄金色､明るく輝きがあります。ホワイトピーチやパイナップルの香りがあり、一口目はなめらかでバランスが良く､エキゾチックなフルーツの風味が広がります。鶏､仔牛､魚､チーズとよく合います。8月末に入荷して『美味しい！』と大好評､あっという間に売り切れ、皆様にご迷惑をおかけしました。お待ちかねの再入荷です。これからの季節に美味しいクリームシチューやグラタンともよく合います。ぜひ､お召し上がりください。

美味しいワインには訳がある！美味しいワイン･････雑味の無いきれいなつくりであること､豊かな果実味やコクがあること、心地よい香りがあること、そして､個性が感じられること､そんなワインでしょうか？同じ葡萄品種であっても､土壌､気候や気象の条件と、栽培方法、葡萄の摘み取り方､摘み取った葡萄の取り扱い､プレスのかけ方､タンクの種類､醸造の時間や方法､樽の使い方､樽の種類等によりワインの味わいは全く違ってきます。モーゼルの銘酒、Ｊ．Ｊ．プリュムのセラーを訪ねた際「ワインづくりは、いろいろな意味でオーケストラのようだ。自然条件､土壌､　葡萄の個性などさまざまな要素を一つにまとめて素晴らしい味わいのハーモニーをつくり出す、私はその指揮者だ。」と言っていました。生産者は与えられた自然条件の中で､葡萄の栽培に最大の努力をし､収穫の時期を選び、葡萄の個性に合わせた最高のワインづくりを行います。ある生産者は葡萄の鮮度を落とさないために早朝や夜に収穫を行い、ある生産者は収穫を何度にも分けて健康に熟した葡萄のみ摘み取り、又ある生産者は小さな手桶に摘み取ることで重さでつぶれることを防止します。畑の土壌や、葡萄の個性を知り尽くした彼らはそれぞれのやり方で、美味しいワインをつくっています。イタリア　アブルッツォ州の生産者バローネ・コルナッキァは、｢ワインづくりは大変な仕事だが､私のワインを飲む人がひと時でも幸せな気持ちになってくれることを信じてワインづくりを続けている｡｣と話してくれたことがあります。彼のワインが派手ではないけれど、滋味にあふれた美味しいワインである理由がわかりました。ワインは農作物でもあり、美味しいワインの陰にはいつも生産者の地道な労働と努力があります。彼らのワインづくりへの情熱を支えているのは､飲む人に喜んでもらいたいという思い､飲む人の笑顔なのです。彼らの思いが少しでも皆様に伝わるよう、お手伝いが出来ればと思ってやみません。

あのca Rugateがつくるヴァルポリチェッラノ逸品ジビエの美味しい季節に楽しみたい本格イタリアワイン

_{ヴァルポリチェッラスペリオーレカンポラヴェイ} 2002 Valpolicella Superiore Compo Lavei ￥３，６７５タリア産　赤　フルボディ <葡萄品種>コルヴィーナ５０％　ロンディネッラ５０％

カンポ　ラヴェイは草原の意味で、畑のある丘陵地域を指します。葡萄は10 月の始めに収穫し､一部(４０％)を陰干ししています。葡萄は､１週間タンクで果皮とともに発酵し､その後は小さなオークの樽に移し､発酵を終えます。熟成期間は１０～１２ヶ月です。ルビー色で、ベリーやブラックベリー、チェリー、赤いカランとのブーケ、樽での熟成によるスパイシーなアロマがあります。凝縮した果実味があり、良質でしっかりとしたのタンニンと、更に素晴らしいやわらかさが感じられます。ローストした肉やジビエ、網焼きや串焼きの肉料理にピッタリです。イタリアのワイン誌で高い評価を得ています。

カ・ルガーテ

ヴェノトの卓越した生産者､カ・ルガーテ｡創始者は現在８７歳のテサリ氏。彼は１９３０年代､毎日､ヴェローナの町のレストランまで４箱のワインを馬に積んでとぼとぼと歩いて届けに行きました。レストランでは彼のワインでなければダメだと言い、４箱のワインは一晩で売り切れてしまうほどの人気だったそうです。馬で運べる荷は４箱が限界で、彼は毎日届けに行かなければならなかったのです。今では彼の二人の息子、アメデオとジョヴァーニが素晴らしいワインを造っています。私はこの伝説のテサリ氏にお目にかかることをとても楽しみにしていました。醸造所での丁寧な説明の後、畑の見学とテースティングのためルガーテの丘にある小屋に伺うと、畑仕事を終えたおじいちゃまが笑顔で迎えてくださいました。もう感激です。さっそく記念撮影をさせていただきました。(ラ･カーヴＨＰより)

愛情を注いだワインはこんなに美味しい！生産者の情熱が伝わるシチリアワイン

香りに酔い味に酔う､心地よさ満点の白ワイン

_{シチリアビアンコファミリアプライア} 2003 Sicilia Bianco Familia Plaia ￥２，０００イタリア産　辛口　等級：Ｉ．Ｇ．Ｔシチーリア　 <葡萄品種>カタラット８０％　ヴィオニエ２０％

プライア家が愛情を注いで育てた葡萄を、オーストラリア人ワインメーカーのブライアン・フレッチャーが指導し、素晴らしいワインに仕上げました。手摘で収穫さた葡萄は､破砕､除梗し､冷却。柔らかくプレスが行われることで､とてもきれいな味わいになっています。この段階での愛情の注ぎ方、手間のかけ方で白ワインのクリーンな味わいは決まります｡果汁は清澄後､天然酵母で発酵､途中でオーク樽に移し､そのまま発酵が終わるまでおかれます。輝きのある美しい色､際立つ華やかな香り､ピーチやネクタリンのフレッシュでエレガントな風味。最高の品質のシチリアワインです。

満足度１００％、秋の夜長に飲みたい赤ワイン

_{シチリアロッソファミリアルケッセ} 2003 Sicilia Rosso Familia Lucchese ￥２，０００イタリア産　フルボディ　等級：Ｉ．Ｇ．Ｔシチーリア　 <葡萄品種>ネロターヴォラ７０％　カベルネソービニヨン３０％

ルケッセ家からのワインです。ネロターヴォラは南イタリアの伝統的な品種で、樽熟成に適していると言われます。このネロターヴォラとボルドー系の品種カベルネソービニヨンをブレンドして､見事なワインをつくりました。葡萄はすべて手摘､ごく軽くマセラシオンし､天然酵母を使い密閉タンクで発酵しています。15%を１～２年樽で､１～２カ月間マロラクティック発酵し､ブレンドして瓶詰めしています。このあたりの一手間が美味しさの秘密かもしれません。スミレがかった赤色、クラシックな黒フサスグリの香りに、ネロターヴォラの上品な風味､強く凝縮した果実味､非常にしっかりとしたボリュームが感じられます。イタリアのワイン雑誌や、品評会でも高い評価を得ています。

シチリアの個人生産者が世界市場にワインを輸出するのはなかなか難しいことかもしれません。ワイン生産者であるカラトラージは全くの個人生産者と手を組み、伝統を生かしながらも、世界市場を見据えた高い品質を持ち、コストパフォーマンスに優れたワインをつくりだし、世界に送り出すことに成功しました。生産者ごとの個性が生きた素晴らしいワインは、心を打つ美味しさに溢れています。今回はプライア家とルケッセ家のワインをご紹介いたします。シチリアの太陽と生産者の愛情に育まれたワインをどうぞ、お召し上がりください！！

ブルゴーニュだけじゃない！ドイツからやって来た美味しいピノ・ノワール

_{リンゲンフェルダーシュペートブルグンダー}
Lingenfelder Spatburgunder ￥３，３００ドイツ　ファルツ産　赤　ミディアム　 <葡萄品種>シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール) <残留糖度>０．８ｇ／ｌ　酸度　６．１ｇ／ｌ

１５７０年から続く生産者です。赤ワインでは特に注目を浴びています。学者肌で研究熱心な彼のワインは保守的な生産者たちを驚かせることもしばしばでした。彼のワインで特筆すべきは樽使いです。熟成にはアリエ産のバリックを使い、そのうち２０％は新樽です。新樽を使うという事は、葡萄自信が凝縮して力強いものでなければなりません。葡萄栽培にも力を注いでいることがわかります。今回ご紹介のシュペートブルグンダーは、レイナー・リンゲンフェルダーによる細心の注意の下に仕上がった、果実味、ボディともに充分な赤ワインです。その味わいはブルゴーニュのトップクラスの生産者のワインに決して引けを取りません。ドイツ赤ワインの域を越えた逸品をぜひお召し上がりください。

リンゲンフェルダー

彼の父上は白ワインの品質向上に努力しラインファルツで認められるようになってから３０年になるそうですが、彼もまた研究熱心な学者肌の人物で、ドイツワインの生産者の中では変わり者といったところでしょうか。バリックを使用したワインの研究をしシュペートブルグンダーでその成功を収めています。グランピュイラコストやデュクリュボーカイユで働いていたこともあるという彼は、フランスから新樽を輸入しその樽でワインの熟成を行い、オーク香を与えるという方法でブルゴーニュのトップクラスのワインに近い味わいとボディを持った赤ワインを造ります。（ラ・カーヴＨＰより）

11月18日ボジョレーヌーヴォー解禁！

毎年11月の第3木曜日はボジョレーヌーヴォーの解禁日です。昨年は100年に１度の年などと言われましたが、私どもが主に扱っております、元詰の小さな生産者にとっては、葡萄の収穫量は例年の半分ほどとなり厳しい一面もありました。彼らのワインは自家葡萄のみの使用であり､前年度の果汁の使用などは全くありませんので､大量生産のものとは一線を画す味わいとなるのです。それ故、昨年のような猛暑で葡萄自体の凝縮度は非常に良いものの、収穫量が少なくなるとワインの生産量も減り、彼らの収入も極端に減ってしまうことになります。小さな生産者にとっては試練の年でもありました。さて、気になる今年の作柄ですが、生産者からは順調に成育、天候にも恵まれ無事摘み取りも終わったとの連絡が来ています。今年も期待できそうです。手づくりのヌーヴォーで、生産者とともに収穫を祝い、今年のワインの出来を占ってみましょう。さぁ、ワインの季節の到来です！

ボジョレーヌーヴォーのご予約承っております！

毎年好評、ヌーヴォーをお渡しのときに、ミニバケットプレゼント。１８日午前０時よりお渡し可能なものもございます。収穫を喜び､今年のワインの出来を占うヌーヴォーを小粋にお楽しみください。