暑い暑いといっているうちに暦は秋に・・・。気がつけば朝夕は心地よい風が吹き始めました。市場でも松茸、菊花をはじめ、サンマやアジ、カマスなど秋の食材がそろってきましたね。お酒も冷おろしが続々と店頭に並び始めました。夏の間静かに寝かせたお酒がさらに味乗りして登場ですね。
そんな冷おろしの1本、「酔鯨 純米吟醸 秋あがり」をご紹介します。スキッとしたキレは脂の乗った魚にマッチします。きわめてぬる燗でどうぞ。
ふわっとアルコール感が増してさらにキレが上がり、その後優しい旨みが追いかけてきます。

おうち酒簡単レシピ 第15回

 
■サンマのマリネ  
 流通の発達によって、産地でなくともサンマを生で食べられるようになりました。おなかが張って、尻尾がピンとなった神々しい刺身用サンマを見つけたら、ぜひどうぞマリネをお試しください。翌日しっかりと味の入った状態で、また違ったおいしさも楽しめます。今回は茗荷の甘酢漬けと完熟すだちを添えました。
2013/09/05  

■材料<2人分> ■作り方
刺身用サンマ 1尾
小1
タマネギ 1/4個
人参 10g
キュウリ 1/2本
オリーブオイル 大3
すだち果汁 2個分
塩コショウ・砂糖 少々
赤唐辛子 1/2本
ニンニク 1/2片
万能葱 1/2本

1

サンマは洗って3枚におろし、腹骨、中骨をとり、塩を振って30分程度置き、皮をむく。

2 タマネギ、人参、キュウリ、ニンニクは食べやすい大きさにスライスし、万能葱は小口切り、赤唐辛子は湯で戻してから種を取ってスライスし、オリーブオイルとスダチ果汁に塩コショウ、砂糖で調味し漬けておく。
3 ボールに1/4カップほどの酢(分量外)を用意し、サンマの塩を洗い落として、2に一緒に漬け込み1時間ほど冷蔵庫で置く。
4 器に合わせ、サンマはカットし、一緒にマリネしていた野菜とともに盛り付け、上から葱をかける。
   
■ワンポイントアドバイス

1.さばくのが苦手な方は、まず、頭を切り落としてから、胴体を3等分にしてください。内蔵は割り箸などで取り、水洗いしてしまえばOKです。軽く表裏と塩をして10分程度おいてから、よくペーパーで水気をふき取って片栗粉をまぶし、焼いてください。それからマリネすれば簡単です。 エスカベージュ風(南蛮漬け)になるわけですね。

2.アジやイワシでも同じように作れます。

3.漬け地を作るのが面倒なら、市販のフレンチドレッシングでも結構です。

4.さらに洋風にしたい場合はパプリカやセロリなどを入れてください。和風にしたい場合はミョウガを加え、天盛を大葉の千切りなどにすると良いでしょう。


■入江亮子氏プロフィール
佛教大学仏教学科卒。
日本料理の五味五色五法を駆使した懐石を教えるほか、茶事の出張料理も行っている。 また、利酒師・日本酒学講師・酒匠として、日本酒と料理のマリアージュも数多く提案している。
●入江亮子さんの「懐石料理で大人の女子会」の様子はこちらから

 

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