じとじとと蒸し暑い毎日ですね。そんなときはつい冷たいものを飲んでしまいがちですが、あとでおなかを壊したり、妙に疲れたりすることがよくあります。また冷房でかなり体は冷えています。ぜひ体に優しいお燗酒でいたわってあげてください。
今月ご紹介するのは、茨城の吉久保酒造「一品 辛口純米」です。さらっとした口当たりの中に旨味も兼ね備えたお酒で、38~40度あたりでふわっといいやさしさが出てきます。


おうち酒簡単レシピ 第37回

 
白妙(しろたえ)揚げ  
 夏の食材が一気に揃ってきて、美味しくなってきました。枝豆ととうもろこしを使って、天ぷらとはちょっと一線を画す揚げ物にしました。 白妙(しろたえ)揚げといって白い衣のままかりっと揚げるかき揚げです。揚げ物はどうも苦手という方も多いかと思いますが、ミラノ風カツレツの要領でそんなに油の量はいりません。1センチ位で十分です。コツは衣が固まるまで2分くらいは返さないことです。それさえ守れば誰でも簡単に作れます。またあまり時間をかけていると揚げ色がついてしまいますので、材料は火が通りやすいものか、事前に通したものを使いましょう。抹茶塩を添えましたが、岩塩でも天汁でも合います。野菜の甘さを辛口のお燗酒で堪能してください。
2015/7/17  

■材料<2人分> ■作り方
枝豆(さや付きで茹でたもの) 70g
とうもろこし 40g
小麦粉 50cc
片栗粉 50cc
80cc程度
卵白 1個分
揚げ油 適宜

1

枝豆は茹でて、さやから身を出してボールに入れる。

2

とうもろこしは、実をを包丁でそいで、ボールに入れる。

3

衣を作る。小麦粉と片栗粉をボールにいれ、水と卵白を加え混ぜておく。

4

1,2にそれぞれ衣を適宜加えて、大匙1程度を油を敷いたフライパンに落としていく。2分程度で衣が半透明になるので、そうしたら返し、30秒程度で引き上げる。

5 5.器に盛り、好みで塩か天汁で食べる。
   
■ワンポイントアドバイス

1.油は焙煎したごま油などは合わないので、新鮮なサラダ油など癖のないものを使いましょう。
2.揚げる大きさは一口サイズにしましょう。
3.ほかに合う具は紅生姜、芝海老なども美味しいです。


■入江亮子氏プロフィール
佛教大学仏教学科卒。
日本料理の五味五色五法を駆使した懐石を教えるほか、茶事の出張料理も行っている。 また、利酒師・日本酒学講師・酒匠として、日本酒と料理のマリアージュも数多く提案している。
●入江亮子さんの「懐石料理で大人の女子会」の様子はこちらから


 

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