今年の夏も猛暑日が続きましたが、ようやく過ごしやすい日が増えて参りましたね。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよくいったものです。今回ご紹介するのは「超特撰 白鷹 吟醸純米」です。仕込み水は宮水、造りは生もと、酒米は山田錦100%の灘の王道酒です。きりっとしたボディと、米の旨味がしっかりとあってバランスの取れた味わいなので、常温から飛び切り燗まですべての温度帯で期待を裏切りません。合わせる料理もオールマイティなタイプです。ぜひ秋の味覚とお試しください。

おうち酒簡単レシピ 第51回

 
■しめじと黄菊、春菊のひたし  
 キノコや秋刀魚といった秋の食材が出回り始めましたね。今回は割烹でよく出てくるおひたしをご紹介しましょう。出汁と淡口の比率さえ覚えてしまえば簡単です。おひたしは出汁10:1淡口でまずは作ってみてください。水っぽい野菜が多ければ、塩少々で調整します。
2016/9/13  

■材料<2人分> ■作り方
しめじ 1パック
春菊 1/2わ
黄菊 2、3輪
出汁 カップ1/2
淡口 小さじ1
小さじ1
少々

1 しめじは石付をとり、小分けにしてさっとゆがいてざるにとる。
2 春菊は塩ひとつまみ入れた湯でさっとゆで、水にとる。
3 菊花は、花びらだけをむしり、熱湯にひとつまみの塩と酢少々(分量外)を入れてゆで、水にとってからざるにあげておく。
4 ボールに出汁と酒、淡口醤油と塩少々を入れて、その中にしめじ、3cmに切った春菊、菊花を入れてさっと混ぜて盛り付ける。
   
■ワンポイントアドバイス

1.菊をゆでるときは必ず酢を入れてください。発色がよくなります。また絞ってしまうとほぐれなくなるので、気をつけてください。
2.しめじ以外でもシイタケやエノキ、マイタケなどキノコ類ならなんでもできます。
3.ボリュームを出したいときは、ハムやベーコンを加えてもいいですね。その場合は一度出汁を温めてそこにハムやベーコンを煮て調味し、ほかの材料を加えます。


■入江亮子氏プロフィール
佛教大学仏教学科卒。
日本料理の五味五色五法を駆使した懐石を教えるほか、茶事の出張料理も行っている。 また、利酒師・日本酒学講師・酒匠として、日本酒と料理のマリアージュも数多く提案している。
●入江亮子さんの「懐石料理で大人の女子会」の様子はこちらから


 

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