第11回 菜の花と生ハムの昆布じめ

酔いどれんぬの簡単レシピ
第11回「菜の花と生ハムの昆布じめ」 

 東京では雪がほとんど降らないうちに2月となり、梅の花の蕾もほころぶ季節となりました。もう早春ですね。花より梅酒派ではありますが、白、紅、美しい梅の花を見ると、やはり心は浮き立つものです。今月はそんな梅の花の時季にぴったりの酒蔵、梅乃宿酒造さんのお酒を紹介させていただきます。「梅乃宿 煌(きらめき) しぼりたて純米」です。

梅乃宿 煌 しぼりたて純米

 梅乃宿酒造さんは清酒発祥の地と言われる奈良県に明治26年(1893年)創業されました。大和新庄に位置し、葛城山系の伏流水を仕込み水に南部杜氏の技と魂が注がれて造られたお酒は高い品質を誇り、大和の地の魅力を伝えてくれます。「こだわるのはカテゴリーや名称ではなく、飲む人の笑顔でありたい」と日本酒という概念を超えた酒造りは、「あらごしシリーズ」のミカンやモモといったリキュールも生みだし、国内外問わず人気となっています。
 今回のお酒、「梅乃宿 煌 しぼりたて純米」も思わず笑顔になる味わいのお酒です。マスカットのようなさわやかで清涼感ある香りと酸味があり、味わいはみずみずしく透明感にあふれ、ラべルに描かれた雪の結晶を思わせます。さらりとしながらも、雑味のないきれいな余韻が残り、それが身体に広がり、心地よさを感じさせてくれます。冷やして冷酒用のグラスか、白ワイングラスでいただくのがお勧めです。味や香りの主張が強すぎないため料理に合わせやすく、野菜や白身の魚、肉なら前菜系の料理との相性がよいでしょう。

「梅乃宿 煌 しぼりたて純米」と菜の花と生ハムの昆布じめ

 今回のレシピは新酒のフレッシュな味わいと合う菜の花を使った、ヴァレンタインディナーや ひな祭りなどのホームパーティーのオードブルにも使える、「菜の花と生ハムの昆布じめ」をご紹介いたします。昆布でしめるため、カロリー控えめながら旨味はたっぷり。かつ菜の花はビタミン豊富ですので、美容にも健康にも嬉しい一品です。

菜の花と生ハムの昆布じめ

<材料>(2人分)
菜の花 1把
生ハム 6枚
乾燥昆布 1枚
日本酒 大匙1杯


<作り方>
1.昆布を縦は菜の花の長さ、横は10センチ程が4枚になるように切ります。昆布の表面に日本酒をぬっておきま
す。
2.鍋に湯を沸かし、菜の花を30秒茹でたら裏返し、蓋をしてもう30秒茹でます。ざるにあげ、流水で冷やし水気をしぼります。
3.昆布の上に菜の花を並べ、もう一枚の昆布で挟み、しっかりと抑え、ラップで包みます。同様に生ハムも昆布で挟みラップで包みます。冷蔵庫で2日間寝かせます。
4.昆布から菜の花と生ハムをはずし、菜の花を生ハムで巻いて完成。

<ワンポイントアドバイス>
1.生ハムの代わりに、昆布の旨味と相性の良いタイやヒラメ、スモークサーモンを用いてもおいしいですよ。
2.昆布じめは冷蔵庫で一週間程保存可能です。

稲浪理恵さんプロフィール

全国の蔵を駆け巡り年間一石の日本酒を飲む“酔いどれんぬ”こと稲浪理恵さんは、日本酒愛好家や献立検索女子に崇められるパワーブロガー。日本全国を旅し、地元食材を買い込み研鑽を重ねた独自のレシピを、SNSだけでなくリアルな日本酒の会でも提案されています。