枝豆の東煮

入江亮子氏のおうち酒簡単レシピ
第26回 「枝豆の東煮」

枝豆の東荷と「大七 生もと純米古酒 不倒翁」


猛暑で寝苦しい毎日かと思いますが、暦では立秋も過ぎ、残暑お見舞いの時期になりましたね。

夏バテ気味の晩酌には優しい風味の「大七 生もと純米古酒 不倒翁」がオススメです。不倒翁とは起上がり小法師のこと。会津のマスコットキャラクターでお馴染みです。1タンクのみの限定品ですので、なかなか飲む機会もないかとは思いますが、なんとも優しく静かに体に浸透していくお酒です。ぜひ40度~45度でお召し上がりください。柔らかなテクスチャーの中に深い味わいが楽しめます。世界最大規模のワインコンペティション「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」のSAKE部門でも今年は岐阜の熟成古酒がチャンピオンに選ばれました。熟成古酒はこれから益々目が離せませんね。

枝豆もずいぶんと膨らんできましたね。ゆでたり焼いたりに飽きた方、ぜひこの東煮をお試しください。東煮とは甘辛く煮た江戸料理のこと。10分足らずでできて、豆の旨みと甘辛な味わいがたまらない万能なアテです。どうぞさやに浸みた味をチューチューと吸いつつ、豆を召し上がってみてください。癖になる味わいです。


<材料>2人分
枝豆 1袋(300g程度)
ごま油 小さじ1程度
砂糖 大さじ1と1/2
醤油 大さじ1と1/2
水 50cc
酒 50cc
唐辛子 1本

<作り方>
1.枝豆は大き目のザルに入れて、ザル側面で産毛を取るように撫でつけてからさっと洗う。
2.フライパンにごま油を入れて、水を切った枝豆を加え、全体に油が回ったら、小口切りした唐辛子、砂糖、醤油を加えひとかき混ぜする。
3.続いて水と酒を加え、蓋をして5分蒸煮してから、水分がほとんどなくなるまで煎りあげる。

<ワンポイントアドバイス>
1.1本ものの唐辛子がなければ、仕上げに粉末の七味か一味唐辛子をふっても良い。
2.一晩置くと、より味がしみて美味しい。
3.火加減は蒸し煮までは中火、煎りあげるときは火加減をやや強めにしてください。